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主開閉器契約とは? 負荷設備契約との違いも解説

電力の使用規模が小さめの施設(契約電力50kw未満)を対象にした、主開閉器の容量により契約容量・契約電力を決定するのが、主開閉器契約です。

その基本料金は、契約電力の値(kW)に左右されます。低圧施設の契約電力であれば、50kW未満に収まるでしょう。

この契約電力の値は、同時に使用できる電力の上限を意味する契約容量(kVA)を基に算定されます。

さらに契約容量の決め方には、「負荷設備契約」「主開閉器契約」の2種類があります。

違いを簡単に説明しますと、負荷設備契約での契約容量は、空調や機械などの設備容量の合計で決まります。これに対して主開閉器契約の契約容量は、メインブレーカー(主開閉器)のブレーカー容量(アンペア)で決まるのです。

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どちらの契約が電気代削減につながりやすいかは、施設の電力使用実態によるため、適切な検討が必要です。

この記事では、自社に適した契約形態を判断できるよう、主開閉器契約の概要や負荷設備契約との違いなどを解説します。

 

主開閉器契約の概要

主開閉器契約の契約容量は、メインブレーカーの容量によって決まる、とはどういう意味でしょうか?

ブレーカーの容量については、誰でも身近な経験があるはずです。複数の電気機器を同時に稼働させたときに、ブレーカーが落ちて電気が止まってしまった経験をお持ちの方も多いでしょう。

これは、あらかじめ設定されたブレーカー容量を超える電流値が流れた際、設備への負荷を減らすためにブレーカーが電流を遮断するからです。

このブレーカー容量の大小によって契約容量が決まるのが、主開閉器契約です。

では、具体的な計算方法を見てみましょう。

仮にブレーカー容量、つまり主開閉器に電気が流れる量(定格電流)を30アンペアとします。この場合、契約容量の計算式は以下のようになります。

  • 30アンペア×200V(供給電圧)×1000分の1=6kVA

 

つまり定格電流を30アンペアとすると、契約容量は6kVAになる計算です。

また同じ前提から契約電力を計算する場合は、以下のように8kWとなります。 

  • 30アンペア×200V×1.732×力率(100%)×1000分の1=8kW

 

負荷設備契約との違い

このように主開閉器契約の契約容量がブレーカー容量によって決まる一方で、負荷設備契約の契約容量は設備容量の合計で決まります。

つまり生産設備や空調、冷凍庫・冷蔵庫といった電気機器の容量を足し合わせた数値を基に、契約容量が計算されるのです。

どちらがより電気代削減につながりやすい契約なのかは、電力の使用実態によって異なります。ただいずれにしても、契約で定められた容量をムダなく有効に使えているかが重要です。

 

主開閉契約のメリット

例えば負荷設備契約であれば、契約容量の上限は設備容量の合計で決まります。つまり各設備が常にフル稼働に近いような状態であれば、定められた契約容量の中でムダなく電気を使えていることになります。

反対に負荷設備契約であるにもかかわらず、稼働していない機器がある時間帯が多い施設では、契約した設備容量を有効に使いきれていないのです。

そうした施設であれば、主開閉器契約に切り替えることで電気代削減につながる可能性が出てくるでしょう。

主開閉器契約の契約容量はブレーカー容量で決まります。そのため設備の電力使用状況に適したブレーカー容量に設定することで、ムダな支払いをより削れるからです。

ただしブレーカー容量を小さくしすぎると、ブレーカーが落ちて設備の稼働に支障をきたす可能性が高くなってしまいます。

専門家による現地調査も踏まえ、ムリのない電気代削減につながるブレーカー容量を算定することが重要です。

 

主開閉器契約で活用できる電子ブレーカー

主開閉器契約へ切り替える企業の中には、電子ブレーカーの導入を同時に進めているケースも少なくないでしょう。

電子ブレーカーとは、電気代に占める基本料金の削減を目的とする省コスト機器です。活用するには主開閉器契約を結んでいることが条件の一つになります。負荷設備契約では電子ブレーカーを使えません。

電子ブレーカーは、必要最低限のブレーカー容量を実現することで基本料金削減につなげます。そのため、そもそもブレーカー容量によって電気代が決まる契約形態である必要があります。

また、低圧の契約区分である電灯契約と動力契約のうち、動力契約である必要もあります。

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電子ブレーカーに関する詳しい解説は、こちらの記事を参照ください。 

電子ブレーカーとは?仕組みや価格、耐用年数などを解説

 

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