
※編集部注:【2024年11月28日更新】
中国電力株式会社は、電気事業再編に伴い1951年に設立された、広島県広島市に本社を置く電力会社です。電気事業を中心として、総合エネルギー供給事業、情報通信事業、ビジネス・生活支援事業なども行っています。
本記事では電力会社として中国電力株式会社が提供する法人向けの電気販売サービスについて、高圧電力を中心に解説します。提供サービスや申し込みは、家庭向け電気料金プランとはどれくらい異なるのでしょうか。また、法人の電気代削減の方法もあわせて解説します。
中国電力株式会社の法人向け電気販売サービスについて、供給エリアや電源構成のほか、契約期間や支払い方法といった契約に関する情報などをご紹介します。
中国電力株式会社の企業情報(沿革・サービス内容)
中国電力株式会社は、電気事業再編に伴い1951年に発足しました。水力を中心とした電源開発に取り組み、国内初の国産原子力発電所の建設なども成功させています。
石油・石炭火力で世界初となる排煙脱硝装置を発電所に設置するなど、はやくから大気汚染、環境汚染への対策で電力業界をリードしてきました。
地球環境負荷の低減に向けた太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーの浸透にも力を入れており、近年は広島県内のエコタウンモデル地区や山口県宇部市にメガソーラー発電所を建設しています。
中国電力株式会社の特徴は?
中国電力株式会社は、長年培った中国地域全域のネットワークを強みに、火力・水力を中心とした発電で電気の安定供給に努めています。太陽光発電による再生可能エネルギー買取制度にも取り組み、エネルギー自給率の問題や地球への環境負荷削減にも積極的に取り組んでいます。
また、2016年の電力自由化により家庭向け電気料金プランを一新しています。会員制WEBサイト「ぐっとずっと。クラブ」を開設し、中国電力エリアのみならず東京電力エリアにおいても家庭向け電気の販売を開始しました。
中国電力株式会社の供給実績
中国電力株式会社の電力販売状況(2023年度)
販売電力量(単位:1,000kWh) | |
---|---|
高圧電力向け | 13,465,806 |
特別高圧電力向け | 14,626,011 |
低圧電力向け | 11,625,391 |
出典:経済産業省 資源エネルギー庁の電力調査統計を基にエネチェンジBiz集計
中国電力株式会社の法人向け電気料金プラン
中国電力株式会社の法人向け電気料金プランについてもご紹介します。
家庭向け電気料金プランの切り替えを希望の方は、こちらをご覧ください。
対応している電力規模
供給エリア
中国電力株式会社の供給エリアは、以下のエリアです。
- 中国電力エリア
- 中国地方隣接県の一部エリア
中国電力株式会社のCO2排出係数・電源構成は?
中国電力株式会社のCO2排出係数と電源構成は、次のとおりです。
中国電力株式会社の電源構成(2023年度)
- 石炭火力:37%
- LNGなどガス火力:14%
- 石油火力:3%
- 水力(3万kW未満):4%
- FIT電気:8%
- 卸電力取引所:22%
- 原子力:1%未満
- 水力(3万kW以上):1%未満
- 太陽光:1%未満
- 風力:1%未満
- バイオマス:1%未満
- その他:8%
中国電力株式会社のCO2排出係数(2023年度)
- 0.511kg-CO2/kWh(調整後排出係数)
中国電力株式会社の新しい電気料金プラン
- 標準メニュー
- 市場連動型メニュー
- 再エネ特約
- 再エネ特約〈プレミアム〉
- 市場連動型プラン(ベース型)
- 当社指定型(定形型)
- 小売電気事業者指定型(定形型)
中国電力株式会社では、2023年4月3日から「標準料金メニュー」の申込受付を再開しています。
「標準料金メニュー」は発電施設を活用し、コストを最適化した電源調達によって、電気料金の削減を図るメニューです。 電力需要の少ない時間帯(夜間・日曜日・祝日等)には電力料金を引き下げるなど、電力負荷移行に協力される方向けの料金体系なども用意されています。
「市場連動型メニュー」は、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格(中国エリアプライス)に応じて、毎月の電力料金を算定するメニューです。スポット市場価格の動向によって電気料金が変動する可能性があります。
「再エネ特約」は、中国電力株式会社の再生可能エネルギー発電所(水力・太陽光・バイオマス)などから電気と環境価値をあわせて供給し、実質的にCO2排出量をゼロにするメニューです。
「再エネ特約〈プレミアム〉」は、再生可能エネルギー発電所で発電された電気とトラッキング付非化石証書を組み合わせて、環境価値の由来がわかる再生可能エネルギー電気を供給するメニューです。
「市場連動型プラン(ベース型)」は、2025年度から募集を開始するメニューです。日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場価格(中国エリアプライス)に連動するメニューで、受給期間中の市場連動型料⾦を固定料⾦(燃料費調整なし)に変更が可能です。
「当社指定型(定形型)」は、2025年度から募集を開始するメニューです。中国電力株式会社が指定した受給パターンにより、各⽉・時間帯ごとに受給電⼒量が設定されます。
「小売電気事業者指定型(定形型)」は、2025年度から募集を開始するメニューです。中国電力株式会社が指定する条件(①受給電⼒の月別⽐率、②月間利用率、③常時受給電⼒)の範囲内で、毎⽇の受給パターンを自由に設定できます。月間利用率と常時受給電⼒の条件が異なる2つのプランから選択が可能です。
現在の電気料⾦プランの見直し
中国電力株式会社では2023年4月1日から、高圧・特別高圧の契約者との電気料金を見直しています。この電気料金見直しは、燃料価格の高騰による燃料調達や設備投資への影響を鑑み、電力の安定供給のために基本料金・電力量料金をそれぞれ見直すものです。
また、2023年度から導入される新たな託送金制度における約款の変更も、この電気料金見直しに反映されています。さらに2025年4月1日からは、高圧および特別高圧の標準料金メニューについて、今後の電源調達環境の変化等を考慮し見直しを行う予定です。
新たな電気料金見直しでは、卸電力取引市場価格の低下に加え、2024年12月に予定する島根原子力発電所2号機の再稼働により、電源調達コストの低下が見込まれることから、高圧および特別高圧の標準料金メニューの電力量料金単価が原則として一律0.3円/kWh値下げとなります。
また、燃料価格や市場価格の低下ならびに日本卸電力取引所における電力取引状況をより適切に料金に反映するため、燃料費等調整額の算定諸元の変更等もあわせて行われます。
燃料費調整制度について
発電に使う原油、LNG、および石炭の燃料価格は、為替レートや市場の動きにより変動し、FIT電気の調達に係る電力市場価格は、燃料価格や需給状況により変動します。燃料費調整制度とは、これらの価格の変動について、あらかじめ定めたルールにより、電気料金に反映させる制度です。
中国電力株式会社では、下記のような電気料金の算出方法を採用しています。
基本料金+電力量料金±燃料費等調整額(燃料費調整額、離島ユニバーサルサービス調整額、市場価格調整額を含む)+再生可能エネルギー発電促進賦課金
上記の燃料費等調整額は毎月変動があり、燃料費が基準価格よりも低ければ電気料金から減算、高ければ加算されます。
中国電力株式会社の契約について
ここでは中国電力株式会社の高圧・特別高圧電力について、契約期間や支払い方法、解約手続きなどを解説します。
中国電力株式会社との契約期間は?
需給契約は、申し込みを中国電力株式会社が承諾したときから成立し、契約期間は需給契約が成立した日から料金適用開始の日が属する年度の末日までとなります。
契約期間満了までに特段の意思表示がない場合、契約期間満了後も同一条件にて継続されます。
中国電力株式会社への電気料金の支払方法は?
口座振替・払込み・クレジットカードによる支払いが可能です。
電力使用データや請求書の確認方法は?
電気使用量や電気料金については、中国電力株式会社の法人向けサイト「ぐっとずっと。Biz」で確認できます。
中国電力株式会社の解約手続きは?
解約を希望する場合、あらかじめ廃止期日を定めて、原則としてその3カ月前までに相手方に通知する必要があります。特別の事情がない限り、需給契約は通知した解約日をもって消滅します。
なお、契約もしくは契約電力の増加から1年未満で解約をする場合、契約電力の解約分につき臨時電力料金単価を適用して算定した電気料金が発生します。
参考:電気契約要綱(2025年4月1日実施)
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中国電力株式会社から当社提携先の新電力に切り替えできた実績(一例)
某工場 | 某動物病院 |
電気代削減額(年間):約550万円 |
電気代削減額(年間):約130万円 |
切り替え前:約3,800万円 | 切り替え前:約390万円 |
切り替え後:約3,250万円 | 切り替え後:約260万円 |
注釈:建物の画像はサンプルです。