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マイニングでかかる電気代の計算方法と節約方法

ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)のマイニングでは、コスト管理のため、電気代を把握しておくことが重要です。今回は、仮想通貨のマイニングにかかる電気代について、計算方法や電気代削減のポイントを紹介します。

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マイニング収入の基本的な考え方

暗号資産におけるマイニングとは、ブロックチェーンに、新たなブロックを紐づけする作業です。取引データが格納されているブロックに対し、正しく取引が記録されているかを検証し、ブロックチェーンにつなぐことでマイニング報酬が得られます。

マイニングの電気代は経費になる? 

マイニングに限った話ではありませんが、事業にかかる電気代は経費として認められます。

ただし、自宅を拠点とする個人事業主の方であれば、電気代をマイニングだけに消費しているわけではないでしょう。その場合は、自己消費と按分した金額が経費として認められる金額になります。

仮想通貨マイニングの場合は、専用のマシンを24時間稼働することが多いため、電気代も高くなりがちです。マイニングにかかる消費電力と稼働時間をベースとして電気代を計算し、経費として計上しましょう。

収益から経費を差し引いて利益を計算

一般的な事業活動と同じように、収益となる報酬額から経費を差し引いてマイニングの利益を計算します。

ちなみに、マイニング運用にかかるランニングコストの中で、もっとも大きいのが電気代です。経費と収益のバランスの要となる電気代は、マイニング事業の重要なポイントといえるでしょう。経費をできるだけ抑えるためにも、マイニングにかかる電気代を把握していくことが重要です。

 

マイニングマシンの消費電力の目安

実際に、マイニングの消費電力はどのくらいになるのでしょうか。ここでは、3種類のマシンについて、消費電力を紹介します。

主なマイニングマシンの特徴

現在、仮想通貨のマイニングで用いられているマシンの主流は、「ASIC」「GPU」「FPGA」の3種類です。

ASIC
マイニングに特化し、高い計算能力を持つマシンです。時間あたりにマイニングできる通貨の量が多く、運用しやすくなっています。一方で、消費電力が大きくマシン自体も高額な傾向です。
GPU
ゲーミングPCなどに搭載されている画像処理用のICチップを応用したマシンです。多様な仮想通貨に対応でき、マイニング以外の用途にも対応できます。初期費用も比較的安価で導入しやすい一方、ASICに比べると計算能力が劣り、運用には一定以上の技術的な知識が必要です。
FPGA
ASICとGPUの中間的なマシンです。GPUよりエネルギー効率が高く、ブロックチェーンの仕様変更にも柔軟な対応ができます。一方で導入・運用に際しては、プログラミングに関する豊富な知識が必要です。

消費電力の目安

各マイニングマシンの消費電力の目安は、以下のとおりです。

  機種 消費電力
ASICマイニングマシン GMO miner B2 1,950W
GPUマイニングマシン MSI GeForce RTX 3090 350W
FPGA マイニングマシン PHXMiner 100W以下

 

マイニングにかかる電気代の計算方法

マシンの種類によって消費電力には、大きな差が見られます。実際に、仮想通貨のマイニングはどのくらいの電気代がかかるのでしょうか。

消費電力から電気代を計算する方法

電気代は「消費電力量(kWh)×電力量料金(円/kWh)」で計算できます。今回は、1日24時間、1カ月30日間、毎日稼働させた場合の試算を紹介します。

※電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり27円(税込)として計算しています。

今回使用する計算式は、以下のとおりです。

消費電力(W)×1h÷1,000×電力量料金(円/kWh)

◆ASICマイニングマシン(消費電力1,950W)を1台稼働させた場合

1263.6円/日×30日=約3万7,908円

◆GPUマイニングマシン(消費電力350W)を1台稼働させた場合

226.8円/日×30日=約6,804円

◆FPGA マイニングマシン(消費電力100W)を1台稼働させた場合

64.8円/日×30日=約1,944円

電気代チェッカーで計測する方法

電気代を知るためには、「電気代チェッカー」を使う方法もあります。ワットモニターやワットチェッカーなどの名称でも販売されており、コンセントと電気代を知りたい機器の間に設置するだけで、簡単に電気代がわかる便利なアイテムです。

 

マイニングの電気代を節約する方法

近年、ビットコインのマイニングに関しては、大規模な参入者が増加傾向です。競争力が高まっているため、マイニングコストは莫大な金額となっています。これから参入し、事業としての採算を合わせるのは、なかなか困難な状況です。

マイニング事業で利益を上げるためには、電気代を可能な限り抑えることが必要です。ここでは、マイニングでかかる電気代の一般的な節約の方法を紹介します。

ハッシュレートあたりの消費電力が小さいマシンを選ぶ

ハッシュレートとは、マイニング動作における1秒あたりの計算力、採掘速度です。先に見てきたように、マイニングマシンにより消費電力量は大きく異なります。ハッシュレートあたりの消費電力が小さいマシンであれば、より電気代を節約することが可能です。

よって、効率性を重視しながらも、ハッシュレートと消費電力のバランスを見極めたマシン選びが大切といえます。

最適な電気料金プランを選ぶ

マイニングでは、継続的な電気の使用が大前提です。現在の電気料金プランを見直し、マイニングに適したプランを選択すれば、電気代の節約につながります。既に、法人用の高圧契約をしている場合でも、マイニングに最適な契約を再検討してみましょう。

 

エネチェンジBizで最適な電力会社をみつけよう

新たな事業チャンスに見える仮想通貨マイニングですが、マシンを稼働させる電気代が大きなネックになりかねません。マイニング報酬と電気代の関係をにらみ、もっともランニングコストを抑えられる方法を探っていきましょう。

マイニングを事業化し、着実に利益を獲得していくためには、ランニングコストの大部分を占める電気代の節約がポイントです。エネチェンジでは、法人向けに最適なプランの提供を行っています。現在のプランを見直しを兼ねて、一度比較検討してみてはいかがでしょうか。

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