四国電力株式会社は、電気事業再編に伴い1951年に設立された、香川県高松市に本社を置く電力会社です。
本記事では電力会社として四国電力株式会社が提供する法人向けの電気販売サービスについて、高圧電力を中心に解説します。提供サービスや申し込みは、家庭向け電気料金プランとはどれくらい異なるのでしょうか。また、法人の電気代削減の方法もあわせて解説します。
四国電力株式会社の法人向け電気販売サービスについて、供給エリアや電源構成のほか、契約期間や支払い方法といった契約に関する情報などをご紹介します。
四国電力株式会社は、電気事業再編に伴い1951年に発足しました。四国エリア内に自社発電所を多数保有し、供給力や価格面で安定した電気を提供しています。
四国電力株式会社では、電力エネルギーという枠にとらわれることなく、将来の収益源となる新たな価値の創造をめざし、総合エネルギー事業、情報通信事業、生活サポート事業といった多種多様な分野においてビジネスを展開しています。
四国電力株式会社は、火力発電、原子力発電、再生可能エネルギーによる発電を組み合わせることで、電気の安定供給を図っています。
特に再生可能エネルギーの導入に注力しており、実質的にCO2排出量がゼロとなる電力プランや、太陽光発電設備を無償で取り付けする「まるっとソーラー」などのサービスを展開しています。
また、2016年の電力自由化により、新たな家庭向け電気料金プランを用意しています。戸建ての電化住宅におすすめの「でんかeプラン」や、個人商店、事務所、飲食店などで電気機器を多く使用する方向けの「ビジネススタンダードプラン」など、豊富な料金メニューがあります。
販売電力量(単位:1,000kWh) | |
---|---|
高圧電力向け | 9,205,231 |
特別高圧電力向け | 5,285,879 |
低圧電力向け | 5,603,911 |
出典:経済産業省 資源エネルギー庁の電力調査統計を基にエネチェンジBiz集計
四国電力株式会社の法人向け電気料金プランについてもご紹介します。
家庭向け電気料金プランの切り替えを希望の方は、こちらをご覧ください。
四国電力株式会社の供給エリアは、以下のエリアです。
四国電力株式会社では、2023年4月1日の規制料金の改定に合わせ、2022年12月12日から「標準メニュー」の申込受付を再開しています。
「標準メニュー」は発電施設を活用し、コストを最適化した電源調達によって、電気料金の削減を図るメニューです。
「市場連動型メニュー」は、日本卸電力取引所のスポット市場価格を反映して料金を算定するメニューです。
「再エネPlus+_RE100」は、再生可能エネルギー由来の非化石証書の持つ環境価値を付加し、実質的に再生可能エネルギー100%かつCO2フリーの電気(RE100対応)を使用できるメニューです。
「再エネPlus+」は、再生可能エネルギー由来の非化石証書の持つ環境価値を付加し、実質的に再生可能エネルギー100%かつCO2フリーの電気を使用できるメニューです。
「ゼロカーボンプラン」は、非化石証書の持つ環境価値を付加し、実質的にCO2フリーの電気を使用できるメニューです。
四国電力株式会社では2023年4月1日から、高圧・特別高圧の契約で電気料金を見直しています。
今回の電気料金見直しは、基本料金と電力量料金単価の値上げのほか、託送供給等約款の見直しに伴う託送料金の単価変動を含んでいます。
燃料費調整制度とは、原油・LNGガス・石炭などの燃料費が為替レートや価格の変動の影響を受けた場合、自動的に電気料金を調整する仕組みです。
具体的には、電気料金見直し時に設定した基準となる燃料価格(=基準燃料価格)と、財務省が発表する貿易統計実績をもとに算定する燃料価格の3ヵ月間平均値との変動分を電気料金へ反映するものです。
四国電力株式会社では、燃料費等調整単価は下記の算出方法を採用しています。
電気料金=基本料金+(電力量料金単価×使用量)+(燃料費調整単価×使用量)
四国電力株式会社のCO2排出係数と電源構成は、次のとおりです。
ここでは四国電力株式会社の高圧・特別高圧電力について、契約期間や支払い方法、解約手続きなどを解説します。
需給契約は、四国電力株式会社が申し込みを承諾したとき、需給契約書を締結する場合は需給契約書を締結した日、供給を承諾する旨の通知書を発行する場合は通知書を発送した日に成立します。
契約期間は需給契約が成立した日から、料金適用開始の日が属する年度(4月1日から翌年の3月31日までの期間)の末日までです。
契約期間満了までに特段の意思表示がない場合、契約期間満了後も1年ごとに同一条件にて継続されます。
口座振替・払込による支払いが可能です。
電気使用量や電気料金については、四国電力株式会社の無料の会員制Webサイト「よんでんコンシェルジュ」で確認できます。
毎月の電気使用量や請求金額等をインターネットで確認でき、料金明細書の作成も可能です。設定した金額に到達した場合にメールを送信するアラートサービスなども用意されています。
解約を希望する場合、四国電力株式会社への申し込みが必要になります。
なお、新規契約もしくは契約電力の増加から1年未満で解約・契約電力の減少をする場合、契約期間の料金を別途清算する必要があります。
法人向けの電力会社比較サービス「エネチェンジBiz」にご登録いただくと、 面倒な見積もり取得だけでなく、切り替えに関するご質問・懸念点へのご回答、切り替え手続きまで一気通貫でサポートさせていただきます!
新電力による見積もりも一括で取得できるため、自社にマッチした安い電力プランが見つかる可能性がより高まります。 サービスはすべて無料です。お試し感覚でお気軽にご登録ください。
某食品加工販売 | 某不動産業 |
電気代削減額(年間):約700万円 |
電気代削減額(年間):約280万円 |
切り替え前:約5,000万円 | 切り替え前:約1,810万円 |
切り替え後:約4,300万円 | 切り替え後:約1,530万円 |
注釈:建物の画像はサンプルです。